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三族(読み)サンゾク

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精選版 日本国語大辞典 「三族」の意味・読み・例文・類語

さん‐ぞく【三族】

  1. 〘 名詞 〙 三つの身近な親族をいう。父・子・孫(周礼‐春官・小宗伯)、父の兄弟・自分の兄弟・子の兄弟(儀礼‐士昏礼)、父母・兄弟・妻子(史記‐秦本紀)、父方の一族・母方の一族・妻方の一族(大戴礼保傅)など。
    1. [初出の実例]「桑田紛錯趣三族。閭邑荒蕪迷四方」(出典続浦島子伝記(920))

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「三族」の意味・わかりやすい解説

三族
さんぞく

近い間柄の三つの親族。諸説があって一定しないが、『礼記(らいき)』には父、子、孫をあげ、『儀礼』には父の昆弟(こんてい)(兄弟)、自分の昆弟、子の昆弟を、『史記』では父母、兄弟、妻子を数えるが、父の一族、母の一族、妻の一族とする例もみられるほか特定の3家族をさすこともあった。「三族の罪」といって、古くは、1人が罪を犯せば、その人の三族にまで罰が及ぶ刑があった。

[田所義行]

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普及版 字通 「三族」の読み・字形・画数・意味

【三族】さんぞく

親族。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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