三温糖(読み)サンオントウ

デジタル大辞泉 「三温糖」の意味・読み・例文・類語

さんおん‐とう〔サンヲンタウ〕【三温糖】

《「三温」は三度煮詰める意か》白砂糖を作った後に残る糖蜜から作った砂糖黄褐色でやや湿り気がある。純度低いが味は濃く、煮物などに向く。
[類語]砂糖白砂糖黒砂糖赤砂糖和三盆粗目ざらめ粗目糖粉砂糖角砂糖氷砂糖グラニュー糖

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精選版 日本国語大辞典 「三温糖」の意味・読み・例文・類語

さんおん‐とう‥タウ【三温糖】

  1. 〘 名詞 〙 車糖(くるまとう)一つ。中白糖(赤砂糖)よりも純度が低く灰分の多い黄褐色の砂糖。煮物やつくだ煮などに用いる。

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世界大百科事典(旧版)内の三温糖の言及

【砂糖】より

…転化糖含量が高いため甘みを強く感じるが,最近はほとんど生産されていない。(6)三温糖 中白糖よりもさらに純度が低く,また灰分などを多く含んでいるので,中白糖よりも色が濃く薄茶色で特有の風味をもっており,煮物やつくだ煮などに使われる。 (7)角砂糖 グラニュ糖を四角に固めたもので,コーヒー,紅茶などに用いられる。…

※「三温糖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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