角砂糖(読み)カクザトウ

精選版 日本国語大辞典 「角砂糖」の意味・読み・例文・類語

かく‐ざとう‥ザタウ【角砂糖】

  1. 〘 名詞 〙 白砂糖を小さな立方体に固めたもの。着色したものもある。
    1. [初出の実例]「何の事は無い、角砂糖を小(ちさ)く固くしたやうな物」(出典青春(1905‐06)〈小栗風葉〉春)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「角砂糖」の意味・わかりやすい解説

角砂糖
かくざとう

砂糖加工品の一つ。四角い形に固めた砂糖であるところからこの名がある。標準形は1個5グラム程度であるが、大きさにも大小いろいろあるほか、花形円形など各種の形態のものが増加した。製法はグラニュー糖に飽和グラニュー糖水溶液を加えて湿り気を与え、型抜き機で圧縮して形にし、60℃内外で熱風乾燥する。

河野友美

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栄養・生化学辞典 「角砂糖」の解説

角砂糖

 グラニュー糖の適度に細かいものに結合剤として飽和ショ糖液を加えて成型し,乾燥したもの.

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世界大百科事典(旧版)内の角砂糖の言及

【砂糖】より

…純度は99.8%以上で,ほぼ純粋な砂糖と考えられ,ざらめよりも結晶が小さいために水に溶けやすい。このままの形で使うか,角砂糖の原料にもなる。 (4)上白糖 日本人好みのしっとりしたソフトな甘みをもち白砂糖と呼ばれている。…

※「角砂糖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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