粗目糖(読み)ザラメトウ(その他表記)granulated sugar

デジタル大辞泉 「粗目糖」の意味・読み・例文・類語

ざらめ‐とう〔‐タウ〕【粗目糖】

一粒一粒が大きい砂糖純度が高い。
[類語]砂糖白砂糖黒砂糖赤砂糖三温糖和三盆粗目ざらめ粉砂糖角砂糖氷砂糖グラニュー糖

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精選版 日本国語大辞典 「粗目糖」の意味・読み・例文・類語

ざらめ‐とう‥タウ【粗目糖・双目糖】

  1. 〘 名詞 〙 結晶のあらい砂糖。ざらめ。ざら。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「粗目糖」の意味・わかりやすい解説

粗目糖
ざらめとう
granulated sugar

砂糖の1種で,粒の大きい,糖度の高い (99%以上) 分蜜糖転化糖,灰分,水分,非糖有機物がきわめて少いので貯蔵しやすく,加熱した場合でも褐色になりにくい。そのため,清涼飲料乳幼児乳製品,菓子などに用いられる。性状により白粗 (五温) ,中粗,グラニュー糖に分けられる。白粗の結晶の大きさは 20~8メッシュで一級品の糖度は 99.96%以上である。業務用が多い。中粗の結晶の大きさは白粗と同程度で,カラメルをかけてあるため黄褐色を呈する。佃煮キャラメルなどの加工用が主である。一級品の糖度は 99.92%以上である。グラニュー糖は 80~20メッシュの比較的小さい結晶であるから溶けやすく,味は淡泊である。家庭用,喫茶用が多い。ほかに裾物として赤粗と黄粗がある。

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百科事典マイペディア 「粗目糖」の意味・わかりやすい解説

ざらめ(双目)糖【ざらめとう】

結晶の大きさが約2mm角の砂糖をいう。色によって粗糖の黄ざら,赤ざら,精製糖の白ざら,染めざらなどに区別される。またグラニュ糖もざらめ糖として取り扱われるが,結晶の大きさはざらめ糖と車(くるま)糖(いわゆ白砂糖)の中間。一般にざらめ糖はショ糖の純度が高い。和洋製菓原料,乳製品の調味料などとして使用される。
→関連項目砂糖

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世界大百科事典(旧版)内の粗目糖の言及

【砂糖】より


[製品の種類]
 砂糖製品は,結晶の大きさ,ショ糖含量,加工形態などによってひじょうに多くの種類がある。これを大きく分類するとざらめ(双目)糖と車糖に分けることができる。前者は結晶が大きく,砂糖純度が100%に近い高純度の糖で,別名ハードシュガーと呼ばれる。…

※「粗目糖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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