実数からなる集合Eがあって,Eに属するどの数もある数aより大きくないとき,aはEの上界であるという。aが集合Eの上界であれば,aより大きい数はすべてEの上界である。上界が存在するときEは上に有界boundedであるという。上界が存在しなければ,Eはいくらでも大きい数を含む。上界と同様に大小関係を逆にして,下界lower boundも定義される。上界も下界も存在するとき単に有界であるという。Eの各元の符号をかえたものの集合{-x|x∈E}を-Eと書くことにすると,aがEの上界であれば-aは-Eの下界である。例えば,1,\(\sqrt{2}\)などは,E={1-
|nは自然数}の上界,0,-1/2などは下界であり,Eは有界である。また,-1,-\(\sqrt{2}\)などは,-E={
-1|nは自然数}の下界である。
執筆者:杉江 徹
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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