下小松古墳群(読み)しもこまつこふんぐん

日本歴史地名大系 「下小松古墳群」の解説

下小松古墳群
しもこまつこふんぐん

[現在地名]川西町下小松 尼が沢・大沢・舞台山・薬師沢

眺山ながめやま丘陵の標高二二〇―二八〇メートルの稜線と東斜面に分布する。南から小森山こもりやま支群・鷹待場たかまちば支群・薬師沢やくしざわ支群・永松寺えいしようじ支群の四つの支群からなる。昭和五八年(一九八三)に確認され、同六〇年から測量発掘調査が継続して行われている。鷹待場支群は円墳一八基・方墳一五基、小森山支群は全長二〇―三五メートルの前方後円墳一五基・小円墳三六基・方墳二四基、薬師沢支群は円墳一〇基・方墳四九基、永松寺支群は円墳三基・方墳三基が確認されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

国指定史跡ガイド 「下小松古墳群」の解説

しもこまつこふんぐん【下小松古墳群】


山形県東置賜(ひがしおきたま)郡川西町下小松にある、4世紀初頭から6世紀にかけて造営された東日本有数の古墳群。前方後円墳、前方後方墳を約20基含む、約200基の古墳が確認されている。2000年(平成12)に国指定史跡になった。発掘調査は継続中で、銅鏡装身具武器や農工具など多様な副葬品が出土している。JR米坂線羽前小松駅から車で約10分。

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

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