日本歴史地名大系 「下津原村」の解説 下津原村しもつばらむら 栃木県：下都賀郡岩舟町下津原村[現在地名]岩舟町下津原北は例幣使街道を挟み安蘇（あそ）郡畳岡（たたみおか）村、西は三毳（みかも）山（二二五メートル）を境に同郡黒袴（くろばかま）村（現佐野市）、南は蓮花（れんげ）川を挟み都賀郡太田（おおた）村（現藤岡町）。古代東山道の三鴨（みかも）駅が置かれていたと推定されており、「延喜式」兵部省によれば駅馬一〇疋。安蘇郡に属する。元和四年（一六一八）に検地が行われた。同検地の進行を記した文書（鈴木一朗文書）によると、田二六町余・畑三四町一反余・筆数八九〇、屋敷二町七反余・筆数三九。 下津原村しもつはらむら 熊本県：玉名郡菊水町下津原村[現在地名]菊水町下津原菊池川の湾曲する左岸に位置し、南は大屋（おおや）村・高野（たかの）村・志口永（しくちなが）村、西は江栗（えぐり）村・竈門（かまど）村、東は椿井（つばい）村（現山鹿市）、北は岩（いわ）村・平野（ひらの）村（現三加和町）と接する。慶長九年（一六〇四）九月の検地帳によると田三三町七反九畝余・畠屋敷三九町七反三畝余・屋敷筆数二七、分米六三七石余。同一三年の検地帳は「下津原之内薗田村」「下津原之内菰田村」「西下津原村」に分れる。薗田（そのだ）村は田一三町五反三畝余・畠一二町七反余・屋敷一二筆六反五畝余、分米二六二石一斗余、家数二三・人数三〇、牛馬九、茶畑一畝六歩、柿木三、下ケ名に別とふはかなどがある。 下津原村しもつはらむら 岐阜県：郡上郡八幡町下津原村[現在地名]八幡町初納（しよのう）吉田（よしだ）川右岸にあり、南西下流は吉田村。永禄（一五五八―七〇）頃、遠藤胤俊に属する在地土豪として「下津原神屋 山下嘉助」がいた（「遠藤家御先祖書」慈恩寺蔵）。正保郷帳に田方二九石余・畑方六一石余とある。宝暦六年（一七五六）の郡上郡村高覚帳（鈴木文書）では家数一四（水呑一）、年貢定米一九石余。 下津原村しもつばらむら 茨城県：久慈郡大子町下津原村[現在地名]大子町下津原久慈川の上流西岸にあり、北は南田気（みなみたげ）村。寛永一二年（一六三五）の水戸領郷高帳先高に「下津原村」とみえ、同二一年の御知行割郷帳によると、大竹郷左衛門の給地であった。村の東の久慈川が東に湾曲した淵を鰐（わに）ヶ淵といい、「常陸国北郡里程間数之記」に「久慈川随一之深潭也」と記し、「水府志料」には「所谷舟渡下にあり。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
