デジタル大辞泉 「世路」の意味・読み・例文・類語 せ‐ろ【世路】 「せいろ(世路)」に同じ。「―の困難ふんでも見ず」〈一葉・うもれ木〉 せい‐ろ【世路】 世の中を渡っていくこと。また、渡る世の中。せろ。「―の辛酸人情の向背を心得たる男」〈露伴・寝耳鉄砲〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「世路」の意味・読み・例文・類語 せい‐ろ【世路】 〘 名詞 〙 世の中を渡って行く道。世渡り。また、渡って行く世の中。世途。人生行路。せろ。[初出の実例]「彼飛鳥之葺草、流香之反魂、言二於世路一、是甚急者」(出典:日本文徳天皇実録‐天安元年(857)一一月戊戌)「殺生をこのみ世路(セイロ)をわしりつる人、いかが往生せむ」(出典:発心集(1216頃か)七)[その他の文献]〔後漢書‐崔駰伝〕 せ‐ろ【世路】 〘 名詞 〙 =せいろ(世路)〔温故知新書(1484)〕[初出の実例]「世路(セロ)の行手の一大障礙」(出典:宝の山(1891)〈川上眉山〉五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「世路」の読み・字形・画数・意味 【世路】せいろ 世わたり。梁・劉峻〔広絶交論〕嗚呼(ああ)、世路の險(けんぎ)なること、一に此(ここ)に至る。太行・孟門(ともに山の名)も、豈に嶄(ざんぜつ)と云はんや。字通「世」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報