デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村清五郎」の解説 中村清五郎(初代) なかむら-せいごろう 1664-1707 江戸時代前期-中期の歌舞伎役者・作者。寛文4年生まれ。2代中村勘三郎の門弟。江戸中村座で立役(たちやく)として舞台をつとめるかたわら,元禄(げんろく)11年ごろから中村明石清三郎とともに作者としても活躍した。宝永4年1月24日死去。44歳。前名は花さき七十郎。俳名は了雀。作品に「宇治源氏弓張月」「陸奥(みちのく)十二段」など。 中村清五郎(2代) なかむら-せいごろう 1679-1717 江戸時代前期-中期の歌舞伎役者・作者。延宝7年生まれ。中村明石清三郎の門下の役者だったが,中村伝七の門にはいり作者に転じる。宝永4年2代を襲名。正徳(しょうとく)4年の絵島・生島の事件に連座して神津島に流され,享保(きょうほう)2年9月18日病没。39歳。前名は中村玄之助。俳名は雀子。作品に「女帝愛護若」「中将姫京雛」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by