乱階(読み)ランカイ

デジタル大辞泉 「乱階」の意味・読み・例文・類語

らん‐かい【乱階】

乱の起こるきざし。
「古えより偉人の出ずるは天下の―」〈魯庵社会百面相
順序を越えて位階を進めること。越階おっかい

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精選版 日本国語大辞典 「乱階」の意味・読み・例文・類語

らん‐かい【乱階】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 乱の起こるきざし。騒乱端緒禍梯(かてい)
    1. [初出の実例]「其乱階を尋るにイワンの姉〈略〉ソヒヤなる者奸才あり」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二)
    2. [その他の文献]〔詩経‐小雅・巧言〕
  3. 順序を越えて位階を進めること。越階(おっかい)
    1. [初出の実例]「今年之春叙位、乱階不次之賞不見」(出典本朝文粋(1060頃)六・申越前尾張等守状〈大江匡衡〉)

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普及版 字通 「乱階」の読み・字形・画数・意味

【乱階】らんかい

秩序の乱れのもと。〔詩、小雅巧言無く無く として亂階を爲す

字通「乱」の項目を見る

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