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乳糖不耐 にゅうとうふたい

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食の医学館の解説

にゅうとうふたい【乳糖不耐】

 さまざまな栄養を含む牛乳ですが、摂取するうえでネックとなるのは消化が悪い人がいること。牛乳を飲むとおなかがゴロゴロしたり、下痢(げり)をする人は少なくありません。こうした症状がでるのは、牛乳に含まれる乳糖という成分が消化できないためで、これを乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)といいます。
 乳糖は牛乳に含まれる炭水化物の大半を占める成分で、消化されにくい性質をもっています。その消化にはラクターゼという酵素が必要ですが、この酵素をもっていないと、乳糖不耐の症状が現れるのです。
 乳糖不耐による問題は、おなかの調子が悪くなることばかりではありません。
 乳糖が消化できないために、カルシウムをはじめとする、ほかの栄養素が体外に排泄されてしまうことがあることです。
●高齢者になるほど牛乳が消化しにくくなる
 ちなみに、農耕民族乳製品摂取の歴史が短い日本人はラクターゼをもたない人が多く、国民のかなりの割合の人が大なり小なり乳糖不耐を抱えているといわれるほど。世界的にみても、乳糖不耐がほとんどない北欧の人々を除けば、白人、黒人、黄色人種のすべてに乳糖不耐の人がみられます。
 とくにアジアに住む民族にその割合が高いというデータがでています。
 また、ラクターゼをつくる能力は年齢がすすむにしたがって弱まるため、高齢者はとくに牛乳の消化が悪くなります。
 つまり、多くの日本人には牛乳の豊富な栄養素が生かし切れないことが多く、とくにお年寄りはその度合いが高いということになります。
 そのため、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の防止に牛乳でカルシウムを摂取しようと思っても、効果が薄いというケースがあるのです。
 また、牛乳は日本人の三大アレルゲンの1つですが、これも、牛乳をうまく消化しきれないことが大きな要因になっているといわれます。
 乳糖不耐の人には、乳糖を酵素で処理した牛乳もでているので、それを利用するのも一手です。
 また、ダイズからつくられた豆乳を利用すれば、ダイズに含まれたさまざまな栄養成分も摂取できるので、ためしてみてください。

出典|小学館
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