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骨粗鬆症 こつそしょうしょう osteoporosis

翻訳|osteoporosis

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

骨粗鬆症
こつそしょうしょう
osteoporosis

骨多孔症ともいう。骨の化学的組成には異常がなく質的な変化はないが,骨の絶対量が減少した状態をいう。全身性のものと局所性のものとに分けられ,前者はさらに原発性と続発性に分けられる。通常は老化によって全身的に骨が希薄化した状態をいい,進行すると骨が弱くなり,骨折しやすく,湾曲したり,身長が低くなる。

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デジタル大辞泉の解説

こつそしょう‐しょう〔‐シヤウ〕【骨粗×鬆症】

骨の構造が海綿状になり、もろく折れやすくなった状態。通常は老化現象の一。骨多孔症。→骨密度

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百科事典マイペディアの解説

骨粗鬆症【こつそしょうしょう】

骨に鬆(す)が入ったような状態となり,もろく折れやすくなる病気。骨の化学的組成に異常はなく,単位容積当りの骨質量が減少した状態。骨が曲がりやすく,外傷で折れやすくなる。
→関連項目骨折摂食障害ペインクリニックベータカロチンホルモン補充療法

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とっさの日本語便利帳の解説

骨粗鬆症

骨吸収が骨形成を上回る状態が続いて骨量が減少したため、骨強度が低下し、骨折しやすくなる全身性の骨格の病気。

出典|(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」
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家庭医学館の解説

こつそしょうしょう【骨粗鬆症 Osteoporosis】

◎高齢の女性に多い病気
[どんな病気か]
◎骨折してはじめて症状が出る
[症状]
◎多くは一種の自然現象
[原因]
◎骨塩量(こつえんりょう)測定だけでは不十分
[検査と診断]
◎骨折の予防がたいせつ
[治療]

[どんな病気か]
 人間の骨は、年齢とともに骨量(こつりょう)(骨の質量)が減少して、最終的には、スカスカになってもろくなり、骨折しやすくなります。
 骨量が減少する現象は、従来、単なる老化によるものなのか、病気なのかという議論がなされてきましたが、最近では「骨粗鬆症とは、骨量が減少し、そのため骨がもろくなり骨折しやすくなった病態」と定義され、病気としてとらえられるようになりました。
 骨粗鬆症は、原因のはっきりしない原発性骨粗鬆症(げんぱつせいこつそしょうしょう)と、原因のはっきりしている続発性骨粗鬆症(ぞくはつせいこつそしょうしょう)とに分類されています。
 原発性骨粗鬆症になる人が多いのですが、これはさらに、閉経後骨粗鬆症(へいけいごこつそしょうしょう)と老人性骨粗鬆症(ろうじんせいこつそしょうしょう)に分けられます。ただ、高齢の女性の場合、閉経と老化の両方の要素がからみあっており、必ずしも区別できません。
 いずれにしても、高齢の女性に多くみられる病気で、50歳代から増えはじめ、70歳以上では、約半数がこの病気になるといわれています。しかし、大半の人は症状が現われません。
 続発性骨粗鬆症は、副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモン薬の服用や、関節リウマチなどが原因となることが多く、男性や比較的若い人にもおこります。

[症状]
 骨量が減っただけでは、症状はありません。もろくなった骨が骨折することで、はじめて症状が現われてきます。
 骨折する場所は、背骨(せぼね)(椎体(ついたい)=胸椎(きょうつい)と腰椎(ようつい))がもっとも多く、そのために、腰や背中の痛み、円背(えんぱい)(俗にいう猫背(ねこぜ)。腰ではなく、背中が曲がる)という状態が現われてきます。
 しかし、まったく痛みがなく、いつのまにか円背になったり、身長が縮むといった人も少なくありません。
 一方、腰や背中の痛みの原因は、骨粗鬆症以外にも多いものです。とくに50代前の人であれば、骨粗鬆症以外の病気が原因と考えるべきです。
 背骨のつぎに多くみられるのは、手首の骨折です。この骨折は、60歳代にもっとも多くみられ、これ以上高齢になると、むしろ減少します。
 骨粗鬆症でもっとも気をつけなければならない骨折は、股(また)のつけ根の骨折(大腿骨頸部骨折(だいたいこつけいぶこっせつ))です。
 この部分の骨折は、70歳以降に急激に増加しますが、大多数は、転倒などによっておこります。お年寄りの寝たきりの原因になることがあるため、転ばないための予防がたいへん重要になります。
 日本人の場合、椎体の骨折は確実に減ってきており、背中の曲がったお年寄りは少なくなってきています。
 これに対して、大腿骨頸部骨折は、欧米の白人に比べれば、まだ半分以下とはいうものの、年々増加しており、大きな社会問題となっています。
 大腿骨頸部骨折が増えた原因として、生活環境の変化、すなわち、たたみの上の生活から、洋風の生活へと変化し、足腰が弱くなって転倒しやすくなったため、ともいわれています。

[原因]
 骨は、からだの他の組織と同じように、たえず形成と吸収をくり返していますが、このバランスがくずれることによって、骨量が減少してきます。
 原発性骨粗鬆症のもっとも大きな原因は、老化と閉経による女性ホルモンの欠乏ですが、これは誰にでもおこる、一種の自然現象です。
 その他の原因としては、カルシウムやビタミンDなどの摂取不足、栄養不良、運動不足などがあげられます。
 また、続発性骨粗鬆症では、副腎皮質ホルモンの服用、関節リウマチなど、原因のはっきりしている場合もあります。
 骨粗鬆症は男女差があり、女性のほうがなりやすいものです。また、人種別にみると、白人、黄色人種、黒人の順に多いとされています。

[検査と診断]
 診断のためには、椎体のX線検査で骨折の有無と骨の萎縮の程度をみます。また、骨塩(骨に含まれるカルシウムやリンなどのミネラル)の量を調べ、その減少をたしかめることが必要です。
 最近では、つぎのような骨粗鬆症の診断基準(表「原発性骨粗鬆症の診断基準」)がつくられています。
①X線写真で椎体骨折が認められる場合で、かつ骨萎縮度がⅠ度以上、あるいは骨塩量値が若い人の80%以下であれば、骨粗鬆症とする。
②X線写真で椎体骨折が認められない場合、骨萎縮度がⅡ度以上、あるいは骨塩量値が若い人の70%未満であれば、骨粗鬆症とする。
 しかし、骨量が減少する病気は、骨粗鬆症以外にもたくさんあるので、十分な鑑別診断が必要です。
 最近さかんになってきた骨粗鬆症検診では、単に骨量だけの測定が大部分ですので、それだけでは骨粗鬆症と診断はできません。
 検診で、年齢に不相応な骨量の減少がみられたら、専門家による診断と治療が必要です。

[治療]
 骨粗鬆症を予防するためには、適度な運動と日光浴、カルシウムを多く含んだ食事をとることがたいせつになります。
 しかし、健康な人でも骨量は年齢とともに減少するものですから、年齢に応じた骨量があれば問題ありません。
 薬物による骨折の予防効果については、一種のホルモン剤であるエストロゲン製剤を除けば、いまだに検討段階にあるとされています。
 椎体に骨折があれば、痛みを取り除き、骨量を維持するような治療が行なわれます。
 大腿骨頸部骨折に対しては、寝たきりにならないために、手術による治療が必要になります。
 その他の骨折でも、整形外科医による診断と適切な治療が必要です。
●椎体骨折による疼痛(とうつう)の対症療法
 横になって安静にし、消炎鎮痛薬などの使用により、できるだけ早く痛みを取り除き、日常生活に復帰できるようにします。
 必要に応じてコルセットなどを用いることもあります。
●骨量維持・増加療法
 ビタミンD製剤(活性型といって、体内ですぐに効果を発揮しやすいものが主流)、カルシトニン製剤、イプリフラボン製剤、エストロゲン製剤、ビタミンK製剤、ビスフォスフォネート製剤、カルシウム製剤などの薬剤が用いられます。
 ふつう、これらの薬のうち1種類を連続、あるいは間欠的に使用しますが、場合によっては、多剤併用療法が行なわれることもあります。
 薬の副作用などで気をつけねばならない点は、ビタミンD製剤では高カルシウム血症がおこることがあり、エストロゲン製剤では子宮がんや乳がんの発生の恐れがあることです。したがって、これらの薬剤を使用中は、指示された検査をきちんと受けることがたいせつです。またビタミンK製剤は、心筋梗塞(しんきんこうそく)などに用いられる抗凝血薬(こうぎょうけつやく)のワーファリン製剤を使用中の人は、併用できません。
 いずれにしても薬は、専門医で正しい診断を受け、副作用に注意しながら使用することがたいせつです。
 お年寄りの骨量は、若者なみに回復することはありません。同世代の平均値を目安とすべきでしょう。
●転倒の予防
 目安にしたがった骨量が正常でも、転倒すれば骨折します。
 これを防ぐには、日ごろから適度な運動をしたり、住環境の改善などの対策がもっとも重要です。
 転倒による大腿骨頸部骨折がおこる場所は、自宅とその周辺、あるいは室内がもっとも多くなっています。
 お年寄りは、さまざまな理由で転倒しやすくなっていますので、本人だけでなく、まわりの人の心くばりもたいせつです。

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食の医学館の解説

こつそしょうしょう【骨粗鬆症】

《どんな病気か?》
〈骨がもろくなり骨折をまねく。とくに女性に起こりやすい〉
 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、骨の質量(骨量)が減ったために骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。
 私たちの骨は、年齢とともに骨量が減少し、スカスカになっていきます。とくに女性に顕著で、更年期(こうねんき)に入ると、急速に骨量は減少していきます。
 これは、年をとると骨をつくるカルシウムの吸収率が悪くなるのに加え、骨量を維持する働きのある女性ホルモンが、閉経によって分泌(ぶんぴつ)されなくなり、骨からカルシウムがどんどん溶けでてしまうためです。
 ほかにカルシウムやビタミンDの摂取不足、それに運動不足も骨粗鬆症の原因になります。骨に適度な刺激を与えないと、骨をつくる働きも低下してしまいます。
 気になる人は、骨密度を調べる骨粗鬆症検診を受け、自分の骨の状態を知っておくといいでしょう。
《関連する食品》
〈カルシウムの吸収をよくするビタミンDやマグネシウムを〉
○栄養成分としての働きから
 カルシウムを効率よく摂取するには、牛乳や乳製品が最適です。牛乳には乳糖のほか、リジンアルギニンなどのアミノ酸が含まれており、これらがカルシウムの吸収を高めるからです。
 また牛乳のたんぱく質であるカゼインが体内で分解されてできるカゼインホスホペプチド(CPP)も、カルシウムの吸収を促進します。次に吸収率が高いのが魚で、骨ごと食べられるワカサギイワシ、干しエビなどがおすすめです。
 ビタミンDは、カルシウムの吸収を助ける栄養素で、サケやカレイなど、魚類に多く含まれています。カルシウムも豊富に含まれるイワシやキビナゴなら、一度に両方がとれて理想的です。
 納豆やアシタバ、コマツナホウレンソウに多く含まれるビタミンKには、骨からカルシウムがでていくのを抑える働きがあり、これもまた骨粗鬆症の予防や治療に重要な栄養素です。
 ほかに、骨の正常な代謝を維持するマグネシウム(アーモンド干しヒジキ)やダイズのイソフラボンコラーゲンを合成して折れにくい弾力のある骨にするビタミンC(ブロッコリーキウイ)も忘れずにとるようにしてください。
 なお、マグネシウムとカルシウムの理想的な摂取バランスは1対2とされています。
 カルシウムを多くとるときは、マグネシウムの摂取量も忘れずにふやしてください。

こつそしょうしょう【骨粗鬆症】

《どんな病気か?》
〈老化にともなう生理現象が、食生活の変化で若者にも増加〉
 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は骨の主要材料であるカルシウムが不足することで起こります。もともとは、老化にともなう生理的現象(老人性骨粗鬆症)でしたが、外食や加工食品使用の増加などの食生活の変化や、スタイルだけを意識したダイエットにより、若年層にもみられるようになりました。
 また、女性に多くみられるのも特徴です。女性は男性にくらべ、カルシウムを蓄積できる量が少なく、妊娠や授乳によってもカルシウムが失われてしまうこと、閉経(へいけい)後、急速に骨密度が減少することなどが、原因です。
 若年層の骨粗鬆症も老人性と同様に骨の量が減り、“鬆(す)”が入ったようにスカスカの状態になってしまいます。そのため、骨折しやすくなったり、腰痛に悩まされたり、また、ひどくなると高齢者のように背が丸くなり、身長が縮んでしまうといった症状が現れます。
《関連する食品》
〈吸収しにくいカルシウム、効率的な摂取のくふうを〉
○栄養成分としての働きから
 骨粗鬆症では、予防も治療中も、カルシウムの十分な摂取が第一です。1日に600mgの摂取が理想的ですが、カルシウムは吸収しにくいという特徴があるため、できるだけ効率よく摂取するくふうが必要です。
 その点、牛乳はカルシウムが豊富なうえ、約40%と吸収率が高く、効率的にカルシウムを摂取することができます。チーズヨーグルトも同様です。そして、サクラエビやしらすやジャコ、ヒジキなど、含有量の多いものを毎日欠かさず1品はとるように注意したり、ホウレンソウの3倍もカルシウムを含むコマツナなど、似たような食品でも含有量の多い食材を選ぶようにしましょう。
〈ビタミンDがカルシウムの吸収を助ける〉
 また、カルシウムの吸収を助けるのがビタミンDです。イワシには、カルシウムもビタミンDも豊富です。サンマもビタミンDが豊富なので、カルシウムを多く含む食品とあわせて食べると相乗効果が得られます。
 このほか、ビタミンKは骨を強くする栄養素で、納豆や青菜などに多く含まれ、骨粗鬆症を予防します。
○注意すべきこと
 注意したいことは、食品添加物に含まれるリンの摂取をひかえること。リンは、せっかくとったカルシウムを排泄(はいせつ)させる作用があります。また、食物繊維の過剰もカルシウムの吸収を妨げるので、注意が必要です。

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世界大百科事典 第2版の解説

こつそしょうしょう【骨粗鬆症 osteoporosis】

骨が粗になることをいうが,骨の化学的組成には異常がなく,単位容積当りの骨質量が減少した状態で,骨全体から骨髄腔などの孔を除いた骨の絶対量の減少といってもよい。骨軟化症は骨組織へのカルシウムの沈着障害であり,骨の絶対量は同じでも類骨(まだ石灰化していない骨基質)の割合が骨に比べて多いもので,骨粗鬆症とは基本的に違う。海綿骨では骨梁の数と幅の減少が生じ,皮質骨(緻密骨)ではその幅が狭くなるとともに海綿化が起こり,骨は粗になる。

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大辞林 第三版の解説

こつそしょうしょう【骨粗鬆症】

〔「粗鬆」は、もろい意〕
骨を形成している組織が吸収され減少しもろくなった状態。老人や閉経後の女性に多くみられる。他に局所の循環障害、カルシウム代謝異常などでもみられる。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

骨粗鬆症
こつそしょうしょう
osteoporosis

化学的に骨の成分の変化はないが、骨質全体が減少して組織的に骨皮質の幅が薄くなり、骨稜(こつりょう)も粗となった状態で、骨多孔症ともいう。骨折をおこしやすい。このような骨変化は、脊椎(せきつい)骨に著明に現れる。臨床的には内分泌異常による疾患にみられ、長期にわたって副腎(ふくじん)皮質ホルモン剤の治療を受けた者、長期間の安静および栄養不良者などにも認められるが、もっとも多いのは中高年者にみられる骨粗鬆症である。閉経後に急に骨量が減少するため、女性に多い。
 骨粗鬆症では、脊椎骨の椎体が上下のへこんだ魚椎様変化をきたし、また椎体の圧迫骨折をおこしやすく、骨折によって椎体は扁平(へんぺい)となる。このような脊椎骨の変形と背腰筋などの筋力低下によって老人性円背(えんぱい)(俗にいう猫背)となる。背腰部の重圧感、疲労感、背腰痛などを訴える。また老人に多い大腿骨(だいたいこつ)頸部(けいぶ)骨折は、骨粗鬆症があるための病的骨折とされる。治療としては、背腰痛が強いときは安静を保ち、鎮痛剤などを投与して疼痛(とうつう)の除去を図る。また離床時には、コルセットを装着して歩行させる。入浴や温熱療法も鎮痛に役だつ。薬剤としてはカルシウム剤、ビタミンD剤、エストロジェン(エストロゲン)、カルシトニン、ビタミンK2などが用いられる。ほかの生活習慣病(成人病)と同じように、若いうちから予防することがたいせつである。カルシウムを十分にとることが必要で、牛乳を毎日1合(約0.2リットル)は飲用することがよいとされている。また適度な運動と日光に当たることが必要である。早期診断のために、人間ドックにおける検診や集団検診が行われている。[永井 隆]

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