日本歴史地名大系 「亀山神社」の解説 亀山神社かめやまじんじや 千葉県:君津市旧望陀郡地区滝原村亀山神社[現在地名]君津市滝原 下滝滝(たき)の不動ともいわれる。境内七五八坪、地勢は平坦で、東・西・南の三面に小櫃(おびつ)川の清流がめぐり、かつては不動(ふどう)の滝があったという。日本武尊・誉田別尊など五神を祀る。旧村社。社伝によれば、日本武尊が東征のとき相模から房総へ渡り、鹿野(かのう)山を経て当地に来て夷賊を平らげた。郷民が尊を当地に奉祀し、亀山郷六四ヵ村の総鎮守としたという。一説には不動瀑布から出現した不動の塑像を現社地に安置し、釜生山泉滝寺大聖院と号したが、明治初期の神仏分離の折、旧記で祭神が日本武尊であることを知り、のち不動像を他に移して社殿を改造、明治三年(一八七〇)に現社号に改めたという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報