5日ぐらいの間隔で40℃近い高熱を繰り返し、全身とくに下肢の脛骨(けいこつ)部が痛むほか、斑(はん)状あるいは丘疹(きゅうしん)状の発疹(ほっしん)がみられることを特徴とする感染症。病原体はリケッチアの一種、バルトネラ・クインタナBartonella quintanaで、シラミによって媒介される。治療にはクロラムフェニコールやテトラサイクリンなどの抗生物質が有効である。第一次世界大戦中にロシアのウォルヒニーエン地方(ポーランドとウクライナの国境地方)で対戦した兵士の間で盛んに流行したので、ウォルヒン熱とか塹壕(ざんごう)熱とよばれて有名になった。第二次大戦中にもヨーロッパ戦線でみられたが、近年はほとんど発生をみなくなった。
[柳下徳雄]
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...