人参木(読み)ニンジンボク

デジタル大辞泉 「人参木」の意味・読み・例文・類語

にんじん‐ぼく【人参木】

シソ科の落葉低木。葉は細長い3または5枚の小葉からなる手のひら状の複葉で、チョウセンニンジンに似る。7、8月ごろ、淡紫色唇形小花多数つける。中国原産で、果実薬用庭木にする。

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精選版 日本国語大辞典 「人参木」の意味・読み・例文・類語

にんじん‐ぼく【人参木】

〘名〙
クマツヅラ科の落葉低木。中国原産で庭木として栽植される。高さ三~四メートル。葉は対生し、三~五個の小葉からなる掌状複葉長柄をもつ。小葉は長さ五~一〇センチメートル、長楕円形で裏面に短毛を生じ縁に粗い鋸歯(きょし)がある。夏、淡紫色の小さな唇形花が数層に階段状に群がってつく。果実は球形で黒く熟す。果実を煎じて感冒薬にする。漢名、牡荊。〔大和本草批正(1810頃)〕
② 植物「こしあぶら(漉油)」の異名。〔物品識名(1809)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「人参木」の解説

人参木 (ニンジンボク)

学名Vitex cannabifolia
植物。クマツズラ科の落葉低木,園芸植物,薬用植物

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