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人間中心主義 にんげんちゅうしんしゅぎ anthropocentrism

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

人間中心主義
にんげんちゅうしんしゅぎ
anthropocentrism

人間を世界の中心とみる立場。人間が他のものの目的因であると考えるから,一般の世俗的な世界観もここに含まれるが,強調された意味では神中心主義と対立する。西欧近世の思想の基調をなしている。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

人間中心主義
にんげんちゅうしんしゅぎ

ドイツでいう人間中心的世界観anthropozentrische Weltanschauungのことで、一般に、人間が世界全体の中心あるいは目的であるとする世界観、また、すべての存在者のなかで、人間にもっとも根本的で重要な地位を与えようとする立場をいう。ただし、人間中心的というドイツ語が文脈によって、つまりそれが表示する当の世界観の性格やその対立項の内容に応じて多様な意味を表現するように、人間中心主義という日本語化された術語も、またこれに対応して、かなり多義的な広い用法をもつ。広く解すれば、それは西洋の哲学や宗教の歴史のなかでさまざまな形で表明されたものであり、たとえば古代ギリシアプロタゴラスの人間尺度論をあげることができる。しかし現在ではむしろ、近代全般の精神的・思想的特質を表現するために多く用いられる。すなわち、宇宙中心的な古代、神中心的な中世に対して、人間とその主体性をなによりも重視する人間中心的な考え方が近代の一般的なそして基本的な世界観なのである。[伊東祐之]

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