付従う(読み)ツキシタガウ

デジタル大辞泉 「付従う」の意味・読み・例文・類語

つき‐したが・う〔‐したがふ〕【付(き)従う/付き随う】

[動ワ五(ハ四)]
あとについて行く。お供をする。「いつも社員が―・う」
服従する。配下となる。「大国に―・う」
「敵近国より起って、―・ひたる勢さまで多しとも聞えねば」〈太平記・八〉
[類語]配属所属直属専属帰属従属隷属隷従無所属属する配置役を振る付属付随付帯

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「付従う」の意味・読み・例文・類語

つき‐したが・う‥したがふ【付従・付随】

  1. 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙
  2. あとに付いて行く。供をする。また、他人の意のままになる。
    1. [初出の実例]「主ともなり郎等ともなりて、かかる最後までもつきしたがふらめ」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)中)
  3. 配下に属する。部下となる。
    1. [初出の実例]「敵近国より起て、属順(ツキシタガ)ひたる勢さまで多しとも聞えねば」(出典:太平記(14C後)八)
  4. おもねる。へつらう。

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