精選版 日本国語大辞典 「仙家」の意味・読み・例文・類語 せん‐か【仙家】 〘 名詞 〙① 仙人のすみか。仙人が住む所。仙境。仙界。せんけ。[初出の実例]「温樹莫レ知多又少、応レ言三夢到上二仙家一」(出典:菅家文草(900頃)五・上巳日・対雨翫花)[その他の文献]〔張‐夏日題老将林亭詩〕② 仙人になる方法を説く人。道家。[初出の実例]「上段の間に座をしめてテレイキヤン、インテレイヒ、〈略〉と唱ふる仙家の秘密文」(出典:浄瑠璃・伽羅先代萩(1785)九) せん‐け【仙家】 〘 名詞 〙 =せんか(仙家)①[初出の実例]「仙家(センケ)の雪は紫としてあるから〈略〉中には小姑(こじうと)でも仏一体といふやうなのが無きにしもあらざるべし」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉中) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「仙家」の読み・字形・画数・意味 【仙家】せんか 仙人の住む家。〔海内十洲記、元洲〕元洲は北の中に在り。地、方三千里。南岸を去ること十里。上に五(ごし)(五種の仙草)玄り。水は蜜漿(みつしやう)の如し。~此の五をするも、亦た長生不死を得。亦た仙家多し。字通「仙」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の仙家の言及 【人相学】より …また漢の高祖は,かつて農耕に従事していたとき,通りかかった白髪の老人に将来皇帝となることを予言されて兵を志願したという。このため漢の宮廷は観相士を重用し,人相学は隆盛を極めて仙家と呼ばれた。前漢の許負,後漢の郭林宗,管輅(かんらく)などが有名で,とくに許負の《人倫識鑑》は目,鼻,口などの部分の相を確定した。… ※「仙家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by