伊南[村](読み)いな

世界大百科事典 第2版の解説

いな【伊南[村]】

福島県南西部,南会津郡の村。人口2041(1995)。只見川支流の伊南川流域にあり,林野面積が大部分を占める山村。特別豪雪地帯に指定されている。伊南川沿いに沼田街道が通じ,中心の古町はこの街道に沿って発達した街村で,田島方面への分岐点にもあたり,中世は伊南郷の中心でもあった。古くから伊南細見と称する良質の麻布の産地で,明治に入って養蚕が盛んとなるまで主要な地場産業であり,近世には市も開かれていた。基幹産業は農林業で,新林業構造改善事業の指定をうけ,林野の整備に力を入れている。

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世界大百科事典内の伊南[村]の言及

【市】より

…このような商人に加えて近隣の農民が生産物を市に出した。会津の古町村(福島県伊南(いな)村)の市では秋になると市日ごとに南の山郷伊北から馬に米を積んで売りに来るものが集まった。古町村ではこれらの米売りに対し,宿の払いを馬1頭ならば米2升,3頭も引くものは4升を払わせた。…

※「伊南[村]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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