小説家、詩人。三重県生まれ。東京の世田谷中学卒業。習志野(ならしの)騎兵連隊に入隊し、一兵卒として中国大陸に赴く。戦争体験を生かし戦記物を多く書く。『螢(ほたる)の河』(1962)により第46回直木賞受賞。その叙情詩的作風が評価され、発展して叙情詩人としての風格を現す。おもな作品に小説『悲しき戦記』(1963)、『落日の戦場』(1965)、『淵(ふち)の底』(1965)、『源流へ』(1969)、『遙(はる)かな戦場』(1970)、『椿(つばき)の散るとき』(1970)など、詩集『竹の思想』(1961)などがある。
[栗坪良樹]
『『螢の河』(文春文庫)』▽『『悲しき戦記』(講談社文庫)』
〘 名詞 〙 ( 牽牛と織女の別れを悲しむ涙雨の意 ) 陰暦七月七日に降る雨。せいるいう。《 季語・秋 》[初出の実例]「歳時雑記曰、〈略〉七日雨、則曰二洒涙雨一」(出典:俳諧・滑稽雑談(1713)七...