伊調馨(読み)イチョウカオリ

デジタル大辞泉 「伊調馨」の意味・読み・例文・類語

いちょう‐かおり〔イテウかをり〕【伊調馨】

[1984~ ]レスリング選手。青森の生まれ。平成16年(2004)アテネオリンピック金メダル獲得以後、北京・ロンドン・リオデジャネイロと、オリンピックで女子の個人種目において世界初となる4連覇を達成した。国民栄誉賞受賞。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「伊調馨」の意味・わかりやすい解説

伊調馨
いちょうかおり

[生]1984.6.13. 青森,八戸
レスリング選手。3歳のときに姉の影響でレスリングを始め,中京女子大学附属高等学校,中京女子大学を経て,綜合警備保障に所属。初出場した 2002年世界選手権で優勝し,以降は女子フリースタイル 63kg級で無敗を誇った。2004年アテネ・オリンピック競技大会,2008年北京オリンピック競技大会,2012年ロンドン・オリンピック競技大会と 3大会連続で金メダルを獲得。高い技術力とディフェンス力に定評があり,2013年の世界選手権を全試合で無失点のテクニカルフォール勝ち(10―0)という離れ業で制した。2016年のリオデジャネイロ・オリンピック競技大会では 58kg級に変更し,決勝ロシアのワレリア・コブロワゾロボワを相手に大激戦を制し,オリンピック競技大会 4連覇を成し遂げた。夏季オリンピックの個人種目 4連覇は史上 5人目で,女子としては初。リオデジャネイロ大会での金メダルで,世界選手権大会と合わせて 14度の世界一に輝いた。これらの偉業をうけ,2016年に国民栄誉賞を授与された。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊調馨」の解説

伊調馨 いちょう-かおり

1984- 平成時代の女子レスリング選手。
昭和59年6月13日生まれ。階級は63kg級,58kg級。3歳からレスリングをはじめ,中京女子大付属高から中京女子大にすすむ。平成14年,15年と世界選手権,全日本選手権を連覇。16年アテネ五輪に姉・伊調千春(48kg級銀メダル)とともに出場,金メダルを獲得した。19年世界選手権5連覇。20年北京五輪で2連覇。24年ロンドン五輪で3連覇,3個目の金メダルを獲得。同年菊池寛賞。27年世界選手権(58kg級)で10度目の優勝。ALSOK所属。青森県出身。

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367日誕生日大事典 「伊調馨」の解説

伊調 馨 (いちょう かおり)

生年月日:1984年6月13日
平成時代のレスリング選手

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