六訂版 家庭医学大全科 「休まないと長く歩けない」の解説
休まないと長く歩けない
やすまないとながく歩けない
Frequent stop and rest during walking
(お年寄りの病気)
5分間または10分間など決まった時間歩くと、腰や脚が痛くなり、少し休むとまた歩けるようになることを
間欠性跛行の原因には2つあり、ひとつが
歩いていて痛んでくる部位は、神経が圧迫される部位に応じて決まります。片側の下肢だけが痛む、または両側とも痛んでもどちらかの痛み方が強いことが多いですが、左右対称の痛みが出ることもあります。
動脈硬化が進み、手や足の血流が悪くなる病気です。この病気は冷感などが初発症状ですが、次第に歩いているうちにふくらはぎが痛くなってきて歩き続けられなくなってしまうものの、少し休むと再び歩けるという間欠性跛行の症状が出るようになります。この場合を、血管性間欠性跛行と呼んでいます。片側がとくに痛む場合と、両側が同じように痛む場合とがあります。
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足のしびれや知覚の低下、筋力低下が伴えば、馬尾性間欠性跛行の可能性が高いので整形外科にかかってください。また、そうした神経の症状がない場合は、血管性間欠性跛行が疑われるので整形外科または血管外科にかかってください。
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報