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会田綱雄 あいだ つなお

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

会田綱雄 あいだ-つなお

1914-1990 昭和時代の詩人。
大正3年3月17日生まれ。戦時中,中国南京で特務機関などにつとめ,草野心平を知る。戦後,「歴程」の同人となり,昭和33年詩集「鹹湖(かんこ)」で高村光太郎賞,53年「遺言」で読売文学賞。平成2年2月22日死去。75歳。東京出身。日大卒。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

会田綱雄
あいだつなお
(1914―1990)

詩人。東京・本所に生まれる。東京府立三中を経て、第一早稲田(わせだ)高等学院、日本大学社会科に学ぶ。第二次世界大戦中、中国に渡り南京(ナンキン)特務機関嘱託として働いたりした。この間、草野心平、池田克己(かつみ)、武田泰淳(たいじゅん)などと知る。帰国後『歴程』同人となる。1957年(昭和32)詩集『鹹湖(かんこ)』を出版、翌年第1回高村光太郎賞を受けた。詩は生死の不条理を見つめ、乾いた文体で説話的に描いてユニークである。「ピエロタでは/たつぷり水をあびてから/なぎさで死人を焼く/ぼくも作法にしたがつたまでだ/アンリの灰は流され/その日から/ぼくはアンリの靴をはいている」(『ピエロタでは』)。ほかに『狂言』(1964)、『汝(なんじ)』(1970)などの詩集がある。[安藤靖彦]
『『現代詩文庫 60 会田綱雄詩集』(1975・思潮社)』

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