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特務機関 とくむきかん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

特務機関
とくむきかん

日本陸軍情報機関。日本陸軍は,元帥府,軍事参議院侍従武官府,将校生徒試験常置委員を特務機関としていたが,一般に知られているのは,特務機関という通称名をもった当時の満州,中国の陸軍情報機関であった。

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デジタル大辞泉の解説

とくむ‐きかん〔‐キクワン〕【特務機関】

作戦以外の諜報(ちょうほう)活動や特殊工作などを行う特殊軍事組織。
旧日本陸軍で、軍隊・学校・官衙(かんが)以外の特別の任務をもつ機関。元帥府・軍事参議院・侍従武官府など。

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百科事典マイペディアの解説

特務機関【とくむきかん】

(1)公式には日本陸軍の平時編成上の機構のひとつで,軍隊,官衙(かんが),学校を除く特別な軍事機関のこと。元帥府,軍事参議院,外国駐在武官など。(2)特殊には平時・戦時を通じて諜報(ちょうほう),謀略に当たった特別の機関
→関連項目土肥原賢二

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世界大百科事典 第2版の解説

とくむきかん【特務機関】

特殊工作や諜報活動を担当する組織。日本陸軍では内容的に2種類の意味をもつ。(1)陸軍の平時編制上の機構を官衙,軍隊,学校,特務機関の4種に区分した。特務機関に属したのは,元帥府,軍事参議院,侍従武官府,皇族付陸軍武官,陸軍将校生徒試験委員(委員長は教育総監の隷下),外国駐在員(派遣研究員で,陸軍省軍務局長隷下),依託学生(衛生部・獣医部士官の学術研究,経理部・衛生部・獣医部の士官となるための学生として大学に研究・教育を委託された者で,陸軍省経理・医務・軍務の各局長隷下),外国留学生(軍事研究のため私費留学の武官で軍務局長指揮下),大(公)使館付武官・同補佐官・外国駐在官・印度駐劄(ちゆうさつ)武官・国際連盟軍事委員,臨時陸軍検疫所(陸軍大臣管下),陸軍教化隊(第10師団長管下)の諸機関である。

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大辞林 第三版の解説

とくむきかん【特務機関】

軍隊内の特殊軍事組織。諜報・治安活動・特殊工作などを占領地域・作戦地域で行なった。特に、旧陸軍のものをいう。
旧日本軍で、官衙・軍隊・学校以外の特別の任務をもつ機関。元帥府・軍事参議院・侍従武官府・皇族付武官・外国駐在員など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

特務機関
とくむきかん

旧日本軍組織のうち元帥府、軍事参議院、侍従武官府、皇族附(つき)陸軍武官、外国駐在員、大使館附武官等を一括して特務機関と称した。しかし一般的には、作戦対象地域における作戦以外の政治・経済工作、諜報(ちょうほう)、謀略などの諸活動に従事する情報機関をさす。旧日本陸軍の平時編制は大別して、軍隊(軍、師団、旅団、連隊等)、官衙(かんが)(陸軍省、参謀本部、教育総監、技術本部、造兵廠(ぞうへいしょう)等)、学校(陸軍士官学校、陸軍大学校、砲兵工科学校、軍医学校等)の三つから構成されていた。情報業務自体は日清(にっしん)・日露戦争時から活発に展開されたが、1918年(大正7)のシベリア出兵に備えてハルビン、ウラジオストクに設置された特務機関がその最初のものであった。シベリア撤退後も満州(中国東北部)の特務機関は残存し、満州事変勃発(ぼっぱつ)(1931)を契機に一段と強化され、その後東南アジア方面をも含め、太平洋戦争開始前後にかけて各地に機関長の名を冠した特務機関が設置された。[纐纈 厚]

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世界大百科事典内の特務機関の言及

【情報機関】より

…(2)大統領等の安全に対する脅威の通報。(3)安全保障の低下を任務とする外国の特務機関および組織,個人の諜報およびその他の行動の摘発,警告および阻止。(4)権限の範囲内での国家秘密たる情報の防護。…

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