デジタル大辞泉
「佐賀城」の意味・読み・例文・類語
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さが‐じょう ‥ジャウ【佐賀城】
佐賀市にあった
平城。慶長七~一六年(
一六〇二‐一一)
龍造寺氏の村中城を
鍋島直茂・勝茂が
修築。たびたび炎上して
天守閣、櫓
(やぐら)を焼失。明治七年(
一八七四)佐賀の乱で残りも焼失して鯱
(しゃち)の門(国重要
文化財)だけが現存する。佐嘉城。栄城。
亀甲城。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
さがじょう【佐賀城】
佐賀県佐賀市にあった佐賀藩鍋島(なべしま)氏の居城。日本城郭協会選定による「日本100名城」の一つ。古名は佐嘉城。江戸時代初頭に完成した城は市の中心に位置し、城郭の構造は輪郭梯郭複合式平城(ひらじろ)であった。幅50m以上もある堀は、石垣ではなく土塁で築かれている。平坦な土地にあるため、城内が見えないように土塁にはマツやクスノキが植えられ、城が樹木の中に沈み込んで見えることや、かつては幾重にも外堀を巡らし、攻撃を受けた時に中枢部以外は水没させ敵の侵攻を防ぐ仕組みになっていたことから、「沈み城」とも呼ばれてきた。明治時代初期に起こった佐賀の乱により大半の建造物は焼失し、鯱(しゃち)の門と続櫓(つづきやぐら)だけが残っており国の重要文化財となっている。JR長崎本線佐賀駅から中島行バス15分で鯱の門前下車、徒歩10分。◇葉隠城、沈み城、亀甲城ともいう。
出典 講談社日本の城がわかる事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報