体気(読み)たいき

精選版 日本国語大辞典 「体気」の意味・読み・例文・類語

たい‐き【体気】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 形をもっている事物そのものである本体と、それの周囲・間隙内部にあって万物を生成している根本の力である精気
    1. [初出の実例]「一体気中に在て、体の分子気の分子を引こと、気分子相引るるの力に勝り、又其体の間隙多して、而も気を容るに足れば」(出典:暦象新書(1798‐1802)中)
    2. [その他の文献]〔曹丕‐典論〕
  3. 身体の活動の根本となる気力。精力。
    1. [初出の実例]「老人は体気おとろへ、腸胃よはし。つねに小児を養ふごとく心を用ふべし」(出典:養生訓(1713)八)
    2. [その他の文献]〔呉志‐王蕃伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「体気」の読み・字形・画数・意味

【体気】たいき

骨組と精気。魏・文帝〔典論論文孔融は體氣高妙にして、人にぐるり。

字通「体」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android