デジタル大辞泉 「俗談平話」の意味・読み・例文・類語 ぞくだん‐へいわ【俗談平話】 蕉風の俳論で、俳諧は日常の俗語・話し言葉を用い、それを雅語に匹敵するものに高めて風雅を表すべきだとするもの。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「俗談平話」の意味・読み・例文・類語 ぞくだん‐へいわ【俗談平話】 〘 名詞 〙 平生の改まらない会話。また特に、そこで用いられるようなことば。卑近な俗語や日常の話しことば。特に俳諧で芭蕉は「俗談平話を正す(俗談平話を用い、俳諧としての効果を示しつつ、その文芸性を高める)」と説いた。[初出の実例]「俳諧のすがたは俗談平話ながら、俗にして俗にあらず、平話にして平話にあらず、そのさかひをしるべし」(出典:俳諧・山中問答(1689)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
四字熟語を知る辞典 「俗談平話」の解説 俗談平話 平生の改まらない会話。また特に、そこで用いられるようなことば。卑近な俗語や日常の話しことば。 [使用例] 俗談平話を正すことをモットーとした俳諧が、今日もっとも日常の言葉から切り離された場所で孤立しているのを見るのは痛ましいのである[山本健吉*古典と現代文学|1955] [解説] 松尾芭蕉は俳諧において「俗談平話を正す(俗談平話を用い、俳諧としての効果を示しつつ、その文芸性を高める)」と説きました。 出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報