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平話 へいわ Ping-hua

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

平話
へいわ
Ping-hua

中国の歴史説話。宋,元代に都市の盛り場で流行した講談のテキスト話本 (わほん) と呼び,平話はときにはこれと同義に用いられることもあるが,一般には特にその講談のなかの歴史物,いわゆる講史のテキスト (講史書 ) をさす。

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デジタル大辞泉の解説

へい‐わ【平話】

ふだんの言葉。普通の話。「俗談平話
平話本」に同じ。

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大辞林 第三版の解説

へいわ【平話】

普通の話。日常の語。 「俗談-」 「俳諧は-を用ゆ/三冊子」
中国、宋代に興った、口語体の通俗歴史小説。話本。「三国志演義」「水滸伝」などはこれらの話本を整理拡大して完成された。 〔もと「評話」だが、元代に画かくを省いて平話と称した〕

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

平話
へいわ

中国、宋(そう)・元(げん)時代の盛り場での語り物は4種に分類され、その1種を講史といい、そのテキストを平話という。現存するのは『五代史平話』「全相平話五種」(『武王伐紂(ばっちゅう)』『楽毅(がくき)図斉七国春秋後集』『秦(しん)併六国』『前漢書(ぜんかんじょ)続集』『三国志』)である。「全相」というのは絵入りのことであり、上図下文となっていて読本(よみほん)への展開を示している。「平」は評の意味で、演者の評論が挿入されているからだという。後世の「評話」は平話の発展とみなされており、清(しん)の乾隆(けんりゅう)(1736~95)以後は方言で語られ、地方的色彩をもつようになった。代表的なものに揚州(ようしゅう)評話、蘇州(そしゅう)評話、四川(しせん)評書、湖北評書などがあり、歴史物語、武侠(ぶきょう)小説の長編が多い。[尾上兼英]

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世界大百科事典内の平話の言及

【講史】より

…中国の北宋(960‐1127)の首都汴京(べんけい)(開封),南宋(1127‐1276)の首都臨安(杭州)などの都市の盛り場には常設の演芸場があったが,そこで語られた講談のうち,人情噺などを主とする短編を小説といったのに対し,長編の史談を講史と呼んだ。また講史の筆録を評話,あるいは平話といい,現在《三国志平話》《五代史平話》などの作品が伝わっている。これらは後に明代になって《三国演義》などの長編小説へと発展してゆく。…

【説話】より

…説経,または談経,唐代の俗講に由来するもので,〈仏書の演説〉を内容とし,これにはさらに禅問答のまね事である〈説参請〉,滑稽を主とする〈説諢経(せつこんきよう)〉が含まれる。講史書は,三国史,五代史などの長編の歴史物語で,その筆録をとくに〈平話〉といった。現存するものとして《五代史平話》《宣和遺事》《三国志平話》などがあり,のちの《三国志演義》などの長編小説へと発展していく。…

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