保人(読み)ほにん

精選版 日本国語大辞典の解説

ほ‐にん【保人】

〘名〙
① 令制で、土地や奴婢その他の財産の売買や出挙債務の保証人。〔令義解(718)〕
※小学読本(1873)〈榊原芳野〉一「本人保人、并に印を押し証券印紙を貼し後証とす」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の保人の言及

【請人】より

…中世・近世における種々の契約の保証人。古代の保証人は,律令に債務者の逃亡に際して代償責任を負う〈保人〉の規定があったが,《令義解》では債務者の死亡も含むものと拡大解釈している。また《正倉院文書》の中にみられる貸借文書には,一般的に債務者が債務不履行の場合に代償責任を負う保証人として〈償人〉がみられる。…

【証人】より

…(1)江戸時代の金銭債務および明治初年の金穀債務における保証人を意味した語。奈良時代以来保証人には,債務者が逃亡しないことを保証し,逃亡もしくは死亡の場合に代償する〈保人〉系統のものと,債務者が債務を弁済しない場合に債務者に代わって弁償する〈償人〉系統のものとの2種類があった。江戸時代の証人は,初めは当然に償人的義務を負い,ただ債務証書に,債務者が死亡もしくは失踪した場合につき,証人が責任を負うとの文言(死失文言)が記されている場合に限り,保人的義務を負うものとされた。…

※「保人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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