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偏袒右肩 ヘンタンウケン

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デジタル大辞泉の解説

へんたん‐うけん【偏×袒右肩】

仏語。僧が相手に恭敬の意を表す袈裟(けさ)の着方で、右肩を肩脱ぎにし、左肩のみを覆うこと。古代インドの王に対する礼法に由来する。
片肌脱ぎになること。
「―の湯上りに浴衣姿」〈滑・浮世風呂・前〉

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百科事典マイペディアの解説

偏袒右肩【へんたんうけん】

古代インドの衣服の着方で,左肩に法衣をかけ,右肩を露出する。恭敬の姿で,如来形の仏像の法衣の着方に表現されている。

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大辞林 第三版の解説

へんたんうけん【偏袒右肩】

右肩を出して法衣を着ること。古代インドの習慣によるもので、恭敬の意を表す。偏露右肩。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の偏袒右肩の言及

【仏像】より


[初期仏像の様式]
 初期のガンダーラ仏は,カールした長髪を頭上で束ねた肉髻(につけい),西洋人風の容貌,両肩を覆う(これを通肩(つうけん)という)厚手の衣に深く刻まれた襞(ひだ)などを特色とし,表現は具体的・現実的な傾向が強い。一方,初期のマトゥラー仏には外来の表現技法の影響は認められず,純インド的な美意識に基づき,巻貝形の肉髻,野性的な風貌,右肩を露出した(偏袒右肩(へんだんうけん)という)薄手の衣などを特色とし,観念的な理想美を追求している。クシャーナ朝時代にはガンダーラ地方とマトゥラーとで仏像製作をほぼ独占し,像容・表現ともにまったく異なっていた両者もやがて互いに影響しあい,3世紀になると頭髪を螺髪(らほつ)とするものが出現し,仏陀像の基本形ができあがった。…

※「偏袒右肩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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