兌換制度(読み)だかんせいど

精選版 日本国語大辞典 「兌換制度」の意味・読み・例文・類語

だかん‐せいどダクヮン‥【兌換制度】

  1. 〘 名詞 〙 政府もしくは発券銀行紙幣所持人請求に応じて正貨兌換する制度金本位制度において不可欠な要件であり、正貨の輸出入の自由が認められる。
    1. [初出の実例]「兌換制度は本年を通じて少しも動かず」(出典:東京朝日新聞‐明治三七年(1904)一二月三一日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

山川 日本史小辞典 改訂新版 「兌換制度」の解説

兌換制度
だかんせいど

近代貨幣制度において発行紙幣を金銀の正貨と交換,つまり兌換に応じることを可能とする制度。日本の場合,政府紙幣は1886年(明治19)から銀兌換となり,85年から銀兌換の日本銀行券を発行。97年貨幣法により金兌換となったが,1942年(昭和17)施行日本銀行法によって管理通貨制度が採用され,日本銀行券は兌換の義務を免じられた。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

日本の年中行事。年末に天井や壁にたまった煤を取除き大掃除をすること。近年は正月休みに入る 12月 29日とか 30日が多いが,伝統的には 12月 13日に行なった。この日は正月を迎えるための準備を開始...

煤払いの用語解説を読む