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入声 ニッショウ

デジタル大辞泉の解説

にっ‐しょう〔‐シヤウ〕【入声】

漢字の四声(しせい)の一。屋・妖(よく)・覚・質・物・月・曷(かつ)・黠(かつ)・屑(せつ)・薬・陌(はく)・錫(しゃく)・職・緝(しゅう)・・葉・洽(こう)の17の類の字に分ける。これに属する字はすべて仄韻(そくいん)の文字で、発音が短く急である。日本語ではチ・ツ・ク・キ・ウ(歴史的かなづかいではフ)で終わるもの。

にっ‐せい【入声】

にっしょう(入声)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

にっしょう【入声】

漢字の四声の一。韻尾が p ・ t ・ k で終わるもの。日本漢字音では歴史的仮名遣いで「立りふ」「格かく」「別べつ」など末尾がフ・ク・キ・ツ・チとなるもの。すべて仄声そくせいに属する。入声は現代中国の北京音では消滅し、これに属する漢字は陰平声・陽平声・上声・去声のいずれかに吸収された。ただし、上海シヤンハイ音・広州音・長沙ちようさ音などにわずかに残っている。

にっせい【入声】

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の入声の言及

【字音】より

…ただしFやM,(解釈により)Iはないこともあり,またMは複数の場合もある。またTの第4声調(入声(ニツシヨウ))はFの一部である。字音の例を示すと(以下中古字音は三根谷徹の再建により/ /でくくって示す。…

【四声】より

…中国語において,平声,上声,去声,入声の四つの声調をいう。声調toneは,本来,音節全体にかかる高低の対立であるが,常に高低の問題として考察されたわけではない。…

【中国語】より

…なお,この共通語において四声と呼ばれる声調のセットと,漢詩など古典文学における〈四声〉との関係は大略図のようなものである。 昔の四声にあって今の四声にはない〈入声(につしよう)〉という調形は,今たとえば広東(カントン)方言では‐p,‐t,‐kと表記されるような子音韻尾をもつものに対応し,日本の漢字音としてはそれはそれぞれ仮名2字以上であらわされ,かつその下の字が歴史的仮名づかいで‐フ,‐ツ・‐チ,‐ク・‐キとなる。入声は,中国北方語では,調形としては共通語におけるようにだいたいは消滅して他の声調の中に入り込んでいるのである。…

※「入声」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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