十干十二支(読み)ジッカンジュウニシ(英語表記)shi-gan shi-er zhi

デジタル大辞泉 「十干十二支」の意味・読み・例文・類語

じっかん‐じゅうにし〔‐ジフニシ〕【十干十二支】

十干十二支。また、それを組み合わせたもの。中国では代から行われていたといわれ、前漢代以降、年を表すのに用いられるようになったという。干支かんし。えと。→干支えと

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精選版 日本国語大辞典 「十干十二支」の意味・読み・例文・類語

じっかん‐じゅうにし ‥ジフニシ【十干十二支】

〘名〙 十干(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)と、十二支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)。また、それらを組み合わせたもの。〔文明本節用集(室町中)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「十干十二支」の意味・わかりやすい解説

十干十二支
じっかんじゅうにし
shi-gan shi-er zhi

干支 (えと。幹支〈もとすえ〉の意) ともいう。中国の上古に始る暦法上の用語。十干は,甲,乙,丙,丁,戊,己,庚,辛,壬,癸で,何を基準としたかは明らかでないが,もと一旬 (10日) を表わす。十二支は,子,丑,寅,卯,辰,巳,午,未,申,酉,戌,亥。すでに殷代に,干支の組合せで暦日を表わしていた。前4世紀頃,十干が五行 (木,火,土,金,水) に配当され,前2世紀頃,十二支が鼠,牛,虎,兎,竜,蛇,馬,羊,猿,鶏,犬,猪に配当され,これが伝えられて,日本では甲子を「きのえね」 (木鼠) ,乙丑を「きのとうし」 (木牛) ,丙寅を「ひのえとら」 (火虎) のように呼ぶ。漢代,前2世紀頃,干支の組合せが,年,月の順を表わすのに用いられ,十二支の時刻,方角などを表わすのに用いられるようになった。また,この頃から,占星術,五行説,その他の俗信と結びついて,迷信が盛んに行われるようになった。

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改訂新版 世界大百科事典 「十干十二支」の意味・わかりやすい解説

十干十二支 (じっかんじゅうにし)

干支(かんし)

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百科事典マイペディア 「十干十二支」の意味・わかりやすい解説

十干十二支【じっかんじゅうにし】

干支(かんし)

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世界大百科事典(旧版)内の十干十二支の言及

【干支】より

…十干十二支のこと。古くは十日十二辰,十母十二子などともいった。…

※「十干十二支」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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