デジタル大辞泉
「八議」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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はち‐ぎ【八議】
- 〘 名詞 〙 中国で、特定の身分の者に対して与えられた裁判上の特例。親(宗室)・故(天子の旧知)・賢(徳行ある者)・能(才能ある者)・功(勲功ある者)・貴(高位の者)・勤(国事に尽力する者)・賓(外賓)は刑罰を減免したこと(周礼‐秋官・小司寇)。また、それらの特例の総称。
- [初出の実例]「八議之内、議勤議賓之二条を除、而六議に仕候」(出典:唐律疏義訂正上書(1716‐36))
- [その他の文献]〔後漢書‐応劭伝〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の八議の言及
【六議】より
…すなわち議親(天皇の一定範囲の血族と姻族),議故(天皇の多年の側近で,特別な待遇をうけている者),議賢(賢人君子で徳行の大なる者),議能(大政治家として優れた能力をもつ者),議功(軍人や海外使節として功績顕著なる者),議貴(三位以上の者)をいう。日本律の六議は,唐律の八議のうち,第7の議勤を第5の議功に併せ,かつ第8の議賓を削って六議としたものである。なお唐律の八議は,《周礼》の八辟に由来する。…
※「八議」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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