デジタル大辞泉
「公人朝夕人」の意味・読み・例文・類語
くにん‐ちょうじゃくにん〔‐テウジヤクニン〕【▽公人朝▽夕人】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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くにんちょうじゃく‐にんクニンテウジャク‥【公人朝夕人】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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公人朝夕人
くにんちょうじゃくにん
略して朝夕人,朝夕などという。朝夕伺候,つまり常に伺候するところからこの名を生じた。室町幕府では,政所で雑用をつとめる下級役人で,将軍参内の際に尿筒をもって随行するものをいった。江戸幕府では,目付支配下の賤職で,将軍が束帯で出行の際,尿筒をもって従うものをいい,土田氏の世職であった。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の公人朝夕人の言及
【朝夕】より
…朝夕の役目には,以上のような雑務のほかに,参内など将軍の外出に際して,将軍の車輿のそば近くに小用(尿)筒を持って参列するということがあった。江戸幕府も鎌倉・室町両幕府の故実にならって同様の役職を置いたが,その正式な名称を〈公人朝夕人〉という。公人朝夕人は同朋頭の支配に属し,土田氏一人のみの世襲の職となっていた。…
※「公人朝夕人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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