公憤(読み)コウフン

デジタル大辞泉 「公憤」の意味・読み・例文・類語

こう‐ふん【公憤】

社会の悪に対して、自分利害をこえて感じる憤り。「公憤を覚える」⇔私憤

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精選版 日本国語大辞典 「公憤」の意味・読み・例文・類語

こう‐ふん【公憤】

  1. 〘 名詞 〙 社会の悪に対して、個人の利害をこえて感じるいきどおり。また、是認しがたいおおやけ事柄に対するいきどおり。義憤。⇔私憤
    1. [初出の実例]「国政を回復し人民を済ふの公憤と〈略〉私憤とを混交したる者」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉前)
    2. [その他の文献]〔宋史‐陳亮伝〕

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普及版 字通 「公憤」の読み・字形・画数・意味

【公憤】こうふん

衆人のいきどおるところ。〔宋史、儒林六、陳亮伝〕二北狩(宗・欽宗が金にとらえられたこと)の痛(かな)しみは、蓋(けだ)し國家の大恥にして、天下なり。

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