鷹架沼(読み)タカホコヌマ

デジタル大辞泉 「鷹架沼」の意味・読み・例文・類語

たかほこ‐ぬま【鷹架沼】

青森県下北半島の付け根にある海跡湖周囲22キロメートル、面積5.7平方キロメートル、水深7メートル。ガン・カモ類の重要生息地。

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日本歴史地名大系 「鷹架沼」の解説

鷹架沼
たかほこぬま

通称鷹架集落の西方に広がり、北の尾駮おぶち沼と南の市柳いちやなぎ沼の間にある堰止湖沼群の一つ。東西に長く六・五キロ、南北は狭い部分で五〇〇メートル。面積五・八九平方キロ、周囲約一八・四キロ。東端太平洋に通じる汽水湖であったが、湖口から約一〇〇〇メートルのところに堰堤を造り淡水化され、水田灌漑用水に利用されるようになった。淡水化される前は鮭・鱒類やなど年間約六千貫、蜆貝一八〇貫の漁獲(青森県統計年鑑)があった。尾駮沼との間にある台地上には石油備蓄基地の建設が行われているが、この沼を掘込んで工業港とする工業開発が計画されている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鷹架沼」の意味・わかりやすい解説

鷹架沼
たかほこぬま

青森県東部,下北半島南東部の六ヶ所村にある潟湖 (→ ) 群の1つ。北に尾駮 (おぶち) 沼,南に市柳沼,田面木 (たもぎ) 沼などがあり,湖沼群を形成している。太平洋に注いでいた河川が,沿岸州によってせきとめられてできた湖。面積 5.7km2。周囲 22km。最大水深 7m。付近むつ小川原開発の指定区域になっている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「鷹架沼」の意味・わかりやすい解説

鷹架沼
たかほこぬま

青森県東部、下北(しもきた)半島南部にある潟湖(せきこ)。上北(かみきた)郡六ヶ所村(ろっかしょむら)に属す。面積5.9平方キロメートル。周囲20キロメートル、最深部7.0メートル。室(むろ)ノ久保川や戸鎖(とぐさり)川が河口付近で砂丘によってせき止められたものである。東西に長く、東端はむつ小川原港を経て太平洋に通じる。中央部の防潮堤(国道338号新鷹架橋)により西側は淡水化されている。

横山 弘]

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