内診(読み)ナイシン(その他表記)internal examination

精選版 日本国語大辞典 「内診」の意味・読み・例文・類語

ない‐しん【内診】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 婦人生殖器の内部または直腸内を指をもって診察すること。⇔外診
    1. [初出の実例]「葉子は毎日一度づつ内診をして貰ふだけで」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉後)
  3. 医者が自分の家で患者の診察を行なうこと。また、その診察。宅診。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「内診」の意味・わかりやすい解説

内診
ないしん
internal examination

主として子宮卵管卵巣などの内性器および付属靭帯(じんたい)、さらに膀胱(ぼうこう)や骨盤腹膜、骨盤結合織を触診する目的で行われる産婦人科必須(ひっす)の局所診断法をいい、両方の手を用いて行うところから双合診(双手診)bimanual examinationともよばれる。

[新井正夫]

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世界大百科事典(旧版)内の内診の言及

【双合診】より

…婦人科における基本的診察法の一つで,腟双合診あるいは腟腹壁双合診ともいう。また,通常たんに内診(広義)internal (vaginal) examinationともいう。 患者に排尿させた後,婦人科診察台(内診台ともいう)上に仰臥させて,砕石位(ひざを曲げ,両大腿をそれぞれ左右外方に倒して股を大きく開いた姿勢)をとらせる。…

※「内診」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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