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分子モーター ぶんしもーたー molecular motor

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知恵蔵2015の解説

分子モーター

細胞内で、ATP加水分解で放出される化学エネルギーを力学エネルギーに変換、様々な細胞運動をつかさどるたんぱく質の総称。モーターたんぱく質ともいわれる。ATP合成酵素のように回転運動をする回転モーターと、細いフィラメント構造の上を滑っていくリニアモーターに大別。リニアモーターはさらに、軌道となるフィラメントの違いによって、アクチンモーター(ミオシン)、微小管モーター(キネシンダイニン)、DNAモーター(RNAポリメラーゼヘリカーゼ)に分けられる。近年、多数の分子モータークローニングされ、X線構造解析、1分子観測技術を用いて実際の滑り運動や回転運動が視覚的に捉えられるようになるなどの技術的発展に支えられて、分子レベルでの化学的・力学的メカニズム明らかにされつつある。

(垂水雄二 科学ジャーナリスト / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

ぶんし‐モーター【分子モーター】

生物の細胞内で、ATP(アデノシン三リン酸)の加水分解によって得られたエネルギーを、機械的な運動に変換する分子(たんぱく質)の総称。筋肉の収縮や細菌の鞭毛の回転運動などを担う。キネシンダイニンミオシンなどがある。生体分子モーター。たんぱく質モーター。モーターたんぱく質。

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