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利胆薬 リタンヤク

デジタル大辞泉の解説

りたん‐やく【利胆薬】

胆汁の分泌を促進させる。また、その排出を促進する薬。

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百科事典マイペディアの解説

利胆薬【りたんやく】

胆汁の分泌または排泄(はいせつ)を促進する薬剤。胆石症,肝炎消化不良などに用いる。肝臓からの胆汁分泌を多くする分泌促進剤には胆汁酸,デヒドロコール酸,ウコン成分など,胆管からの胆汁排泄を多くする排泄促進剤には硫酸マグネシウム,卵黄油などがある。
→関連項目胆嚢炎

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世界大百科事典 第2版の解説

りたんやく【利胆薬 cholagogous】

胆道系疾患のため胆汁の排出が阻害された場合に,胆汁分泌または胆汁排出を増加させる薬物。利胆薬は,作用機序から,肝臓に作用して胆汁生成分泌を促進する催胆薬cholereticと,胆囊中より胆汁排出を促進する排胆薬cholekineticとに分けられる。また催胆薬は,胆汁量を増加する水分催胆薬と,胆汁成分を増加させる胆汁催胆薬とに分けられる。水分催胆薬としては胆汁酸製剤のウルソデスオキシコール酸やデヒドロコール酸などがあり,胆汁催胆薬には鬱金(うこん)やその主成分のショウノウ酸エステルであるトカンフィルやいくつかの合成品がある。

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大辞林 第三版の解説

りたんやく【利胆薬】

胆汁の分泌を促進させる薬。胆道・胆囊たんのう疾患の治療に用いる。利胆剤。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

利胆薬
りたんやく
cholagogues

利胆剤。胆道疾患によって胆汁の排出が阻害された場合に胆汁の分泌または排出を促進する薬物をいう。利胆剤には、胆汁をつくる肝細胞に直接作用して胆汁分泌を亢進(こうしん)させる催胆剤と、胆嚢(たんのう)や十二指腸開口部のオッディOddi括約筋に作用して胆汁の排出を促進させる排胆剤とがある。[幸保文治]

催胆剤

水分の多い粘稠(ねんちゅう)度の低い胆汁を分泌させる水催胆剤(胆汁量増加剤)と濃厚催胆剤(胆汁成分分泌促進剤)とがある。水催胆剤にはデヒドロコール酸、オサルミド、フロランチロン、濃厚催胆剤にはウルソデスオキシコール酸、トカンフィル、フェニルプロパノール、シクロブチロール、アネトールトリチオン、サイナリンがある。[幸保文治]

排胆剤

胆嚢の収縮を促進する胆嚢収縮剤と、オッディ括約筋の弛緩(しかん)を引き起こして排出を促進する非胆嚢収縮性排胆剤がある。前者には卵黄製剤、オリーブ油、セオスリン、コレシストキニン、後者には硫酸マグネシウム液、フロプロピオン、ヒメクロモン、トレピブトンがある。[幸保文治]

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