デジタル大辞泉 「前史」の意味・読み・例文・類語 ぜん‐し【前史】 1 ある歴史的事象の成因となった、それ以前の歴史。「太平洋戦争前史」2 ある時代の前半の歴史。「中世前史」3 「先史」に同じ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「前史」の意味・読み・例文・類語 ぜん‐し【前史】 〘 名詞 〙① 昔の歴史。前代の歴史。また、昔の史書。[初出の実例]「資レ孝以事レ君、前史之所レ載」(出典:経国集(827)二〇・主金蘭対策文)[その他の文献]〔後漢書‐班彪伝〕② 当面の対象とする時代の成因を説明するために書かれる、それ以前の歴史。③ ある時代の前半の歴史。[初出の実例]「それはただの少年時代ではなく、青年期の前史であり序曲であった」(出典:二つの町(1946)〈荒正人〉)④ 歴史以前。先史。[初出の実例]「久しく湮滅(いんめつ)せる遺物を覔(もと)め出し、前史の欠漏を補ひ」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例