副睾丸炎(読み)ふくこうがんえん(その他表記)epididymitis

百科事典マイペディア 「副睾丸炎」の意味・わかりやすい解説

副睾丸炎【ふくこうがんえん】

副睾丸(精巣上体)の炎症。急性症は連鎖球菌や緑膿菌などの化膿菌や淋(りん)菌の感染によって起こり,はれと痛み,発熱がある。慢性症は急性症からの移行のほか結核菌によるものが多い。大部分は自覚症状がなく局所に硬結をみる。治療は抗生物質や鎮痛薬投与,慢性症では手術的摘除。
→関連項目淋病

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「副睾丸炎」の意味・わかりやすい解説

副睾丸炎
ふくこうがんえん
epididymitis

副睾丸 (精巣上体 ) の炎症で,急性と慢性に分けられる。原因は,化膿菌 (淋菌,大腸菌,ブドウ球菌など) 感染,結核,まれに梅毒で,外傷も原因になる。 (1) 急性副睾丸炎 高熱とともに副睾丸全体がはれ,痛みが強い。痛みは下腹部または腰部にも及ぶ。ときには睾丸がはれ上がったように見え,陰嚢も赤くはれる。化膿菌によるものが多い。数日で解熱するが,はれがひくまでには時間がかかる。 (2) 慢性副睾丸炎 急性から移行するものと,結核性のものが慢性に移行するものがある。痛みも発熱も軽く,陰嚢内の硬結として自覚される。両側性の場合には,男子不妊症の原因になることもある。

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世界大百科事典(旧版)内の副睾丸炎の言及

【副睾丸】より

…この管の上皮は二列円柱上皮で,上皮細胞の表面には不動毛と呼ばれる長い微絨毛(じゆうもう)がある。【藤田 尚男】 副睾丸の病気には炎症として副睾丸炎がある。尿道,前立腺から炎症が波及するものが大部分で,急性副睾丸炎では発熱,局所腫張,圧痛,自発痛が出現する。…

※「副睾丸炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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