日本歴史地名大系 「割塚古墳」の解説
割塚古墳
わりづかこふん
古墳は直径四九メートル、高さ四・五メートルの円墳で、内部主体は南に羨道部を有する横穴式石室と判明した。石室は下半部の石積みしか遺存しなかったが、玄室長六・六メートル、幅三メートル、羨道長七メートル、幅一・五メートルの片袖式に属するものである。玄室には石が敷かれ、その中央やや北寄りに刳抜式家形石棺を安置し、羨道部には中央を縦断して排水溝を設けていた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報