デジタル大辞泉
「創業は易く守成は難し」の意味・読み・例文・類語
創業は易く守成は難し
《「貞観政要」論君道などから》新たに事業を興すよりも、それを衰えさせないように守っていくほうがむずかしい。
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精選版 日本国語大辞典
「創業は易く守成は難し」の意味・読み・例文・類語
そうぎょう【創業】 は 易(やす)く守成(しゅせい)は難(かた)し
- ( 中国、唐の太宗が房玄齢や魏徴などの功臣に、創業と守成とどちらが難しいかと問い、それに対して魏徴が答えたことば。「貞観政要‐論君道」、「唐書‐房玄齢伝」などに見える ) 新しく事業をおこすことに比べると、その事業を衰微させないように維持することはいっそうむずかしい、の意。
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創業は易く守成は難し
事業を維持することは、新しく事業を始めるよりも難しいから注意せよ、という戒め。
[由来] 「[貞観政要]―論君道」に出て来るエピソードから。七世紀、唐王朝が創建されて間もないころ。第二代皇帝の太宗が、家臣たちを集めて、「草創と守成は孰れが難き(創業と守成はどちらが難しいか)」と尋ねました。古くから太宗に付き従い、唐王朝の創業に携わった者たちは「創業です」と答え、最近になって家臣に加わった者は、「守成です」と答えます。すると、太宗は、「創業の困難はもう終わったから、これからはみんなで守成の困難に当たっていこう」と述べた、ということです。なお、原文で「草創」になっている部分は、「[資治通鑑]」や「十八史略」といった後世の歴史書では「創業」になっています。
[解説] 太宗の意図としては、「創業と守成の難しさは、比べようがない」ということですが、故事成語としては、守成の難しさを戒める場合に用いられることばになっています。
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創業は易く守成は難し
新しく事業をおこすことよりも、その事業を衰えないように維持することはいっそう難しい。創業は他との戦いだが、守成は自分自身との戦いになり、さらに大きな努力を必要とすることをいう。
[解説] 唐の太宗が房玄齢や魏徴などの功臣に、創業と守成とどちらが難しいかと問うたのに対して魏徴が答えたことば。
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