デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「加藤村三郎」の解説
加藤村三郎(5代) かとう-むらさぶろう
尾張(おわり)(愛知県)瀬戸の人。文久3年(1863)はじめて染付けに文人画風の書画をえがきだす。またコバルトをくわえた瑠璃釉(るりゆう)で光沢をだし,これにさまざまに彩色する方法を考案した。明治9年死去。通称ははじめ清兵衛。号は清瓶。
加藤村三郎(4代) かとう-むらさぶろう
3代加藤村三郎の子。尾張(おわり)(愛知県)瀬戸の人。天保13年(1842)家業をつぐ。磁器の改良につとめる一方,古法にならい茶器にも技をみせた。名古屋藩主の命をうけ,青花磁器の取締役をつとめた。通称ははじめ建十。号は松籟園。
加藤村三郎(3代) かとう-むらさぶろう
2代加藤村三郎の子。尾張(おわり)(愛知県)瀬戸の人。家業の陶業をいとなみ,文政3年(1820)磁器製作に転じた。通称ははじめ源十。