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助字弁略 じょじべんりゃくZhu-zi bian-lüe

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

助字弁略
じょじべんりゃく
Zhu-zi bian-lüe

中国の字書。清の劉淇 (りゅうき) の著。5巻。康煕 50 (1711) 年刊。「助字」とは虚字ともいわれ,指示詞,接続詞,助詞,副詞などの類をさす。本書は平,上,去,入の四声に分類された 476字の助字について訓釈を施し,さらに,先秦から唐,宋にいたる経書史書諸子,詩,文,詞から用例を引いて解釈を施したもの。やや誤りの多い点が指摘され,のちに出た王引之の『経伝釈詞』に比して遜色があるとされるが,清朝考証学がまだ発達をみない時期に,それまでの研究を集大成した点に価値が認められ,以後の研究発展の原動力となった。

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世界大百科事典 第2版の解説

じょじべんりゃく【助字弁略 Zhù zì biàn lüè】

中国,清の劉淇(りゆうき)(18世紀初期の人)の著書。5巻。中国古典語にみえる助字(助辞)476字(〈目録〉),1134語(1954年版〈索引〉)について,訓釈と用例を施した韻引き(四声分類)の字書。1711年(康熙50)初版。義例として〈助語,疑辞,頓挫ノ辞,方言,倒文〉など用法から30に分類,訓詁の方法も〈通訓,反訓,互訓〉など6類に分け,用例は先秦から漢・魏の経伝,諸子,史書の文献を中心に,漢・唐の詩文におよび,その多様な訓釈と豊富な用例によって現在もなお有用の文典書となっている。

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