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労働取引所 ろうどうとりひきしょbourse du travail

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

労働取引所
ろうどうとりひきしょ
bourse du travail

フランスおよびイタリアにみられた労働組合の一形態。 1887年パリにつくられたのが最初で,職業紹介を中心とした労働者のクラブ的性格をもつ改良主義的な組織。最盛期には地方にも支部をもち,100万人以上の労働者の組織となったが,第1次世界大戦後公営の職業安定所などの発展もあって消滅。

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世界大百科事典 第2版の解説

ろうどうとりひきじょ【労働取引所 bourse du travail】

19世紀末以降,株式取引所を模して,フランスの諸都市に設置された職業紹介機関。1887年にパリに初めて置かれたのち,20年間に150余りを数えるにいたった。多くの場合市当局が設置しかつ運営費を提供して労働組合に事務所を貸与し,これらに職業斡旋業務を実施させる形態をとったため,労働者の雇用安定のみならず,労働組合の育成を促進するものとなり,またこの機関を未来社会創出の核として位置づけるフランスに固有のサンディカリスム運動展開を助けることになった。

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世界大百科事典内の労働取引所の言及

【サンディカリスム】より

…これらの労働者の生活水準は地域と職能によって多様であり,当時西欧諸国で普及しつつあった法制的措置による労働条件改善に期待することができず,むしろ個々の職場で,自己の有する高度の技能を武器として,直接に経営者に対峙する闘争形態をとらせた。 こうした状況のもとでサンディカリスムの基礎を築いたのは,92年に生まれた全国労働取引所連盟であった。これは元来,1886年に結成され,ゲード派の指導下にあった全国労働組合連盟に対抗して,ブランキ派,アルマーヌ派などの活動家によって結成されたものであったが,ゲード派が議会活動による労働立法制定を企図したのに対して,この組織は地域の実情に応じて労働者を職能別に組織,その職場闘争を支援していた労働取引所を全国的に組織し,その育成を図ることによって歴史的条件に合致する運動を展開したのであった。…

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