動物区(読み)どうぶつく(英語表記)faunal region

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

動物区
どうぶつく
faunal region

動物地理区 zoogeographic regionともいう。地球上の陸地を,特徴のはっきりしたいくつかの動物相をもつ区域に分けたもの。主として地質時代の水陸の分布の変化と隣接区域からの隔離の程度で歴史的,進化的に特徴づけられる。その最高単位は界で,その下に区,亜区,地方がある。 A.ウォレスが行なった区分 (1876) が多く用いられてきているが,K.シュミットが行なった新しい分類 (1954) では,北・新・南の3界のうち,北界は全北区 (北極亜区,新北亜区,カリブ亜区,旧北亜区) と旧熱帯区 (東洋亜区,エチオピア亜区マラガシー亜区) を含み,新界は新熱帯区1区をもち,南界はオーストラリア区 (オーストラリア亜区,パプア亜区) と大洋区 (ニュージーランド亜区大洋亜区南極亜区) を含む。北極,新北,旧北,東洋,エチオピア南極の各亜区を区とすることも多い。

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精選版 日本国語大辞典の解説

どうぶつ‐く【動物区】

〘名〙 地球上の動物分布の特徴による地域区分。ふつう旧北区(ユーラシア大陸)・新北区(北アメリカ)・東洋区(インド、南アジア)・エチオピア区(アフリカ)・オーストラリア区(オーストラリア、太平洋諸島)・新熱帯区(南アメリカ)に分ける。

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