北勝海信芳(読み)ホクトウミノブヨシ

デジタル大辞泉 「北勝海信芳」の意味・読み・例文・類語

ほくとうみ‐のぶよし【北勝海信芳】

[1963~ ]力士。第61代横綱。北海道出身。本名、保志信芳。優勝8回。引退後、年寄八角。日本相撲協会理事長。→第60代横綱双羽黒 →第62代横綱大乃国

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「北勝海信芳」の意味・わかりやすい解説

北勝海信芳
ほくとうみのぶよし
(1963― )

第61代横綱。北海道広尾(ひろお)町生まれ。本名保志(ほし)信芳。1979年(昭和54)九重(ここのえ)部屋に入門、同部屋の兄弟子、横綱千代の富士(ちよのふじ)との猛稽古(げいこ)で、突き、押し相撲を鍛え、1986年大関昇進と同時に本名の保志から北勝海と改名。1987年横綱に昇進。横綱双羽黒(ふたはぐろ)(1963―2019)や大関小錦(こにしき)(1963― )らと「花のサンパチ組(昭和38年生まれ)」と称された。優勝は8回で、3場所連続休場から再起をかけた1989年(平成1)初場所には14勝1敗で平成最初の優勝力士となった。4回の優勝を飾るなど大阪場所(春場所)には強く、1990年は小錦、霧島(きりしま)(1959― )との優勝決定巴(ともえ)戦に勝ち抜いた。幕内通算成績465勝206敗109休。1992年引退後は八角(はっかく)部屋をおこし、2015年(平成27)、北の湖(きたのうみ)理事長急逝の後を受け第13代日本相撲(すもう)協会理事長に就任した。

[徳増信哉 2019年12月13日]

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北勝海信芳」の解説

北勝海信芳 ほくとうみ-のぶよし

1963- 昭和後期-平成時代の力士。
昭和38年6月22日生まれ。54年九重部屋に入門。58年入幕。兄弟子千代の富士の胸をかりて押し相撲にみがきをかけ,61年大関。保志(ほし)から北勝海に改名。62年61代横綱となる。平成4年引退。優勝8回。八角部屋をおこした。12年日本相撲協会理事。北海道出身。本名は保志信芳。

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