北和田村(読み)きたわだむら

日本歴史地名大系 「北和田村」の解説

北和田村
きたわだむら

[現在地名]高畠町元和田もとわだ

中和田なかわだ村の東に位置。和田四ヵ村の一で、元禄四年(一六九一)の幕府検地の際、独立村となる(以後の領主の変遷は安久津村に同じ)。宝永三年(一七〇六)の新検高寄并村付(鈴木文書)によると高六一八石余、村柄は下、漆木数五千七三〇。宝暦二年(一七五二)村明細帳(北和田村文書)では田高四八六石余・反別五二町一反余、畑高一三二石余・反別二九町八反余。村高のうち一〇九石余は上和田村、一一二石余は中和田村、四二石余は下和田村からの入作。


北和田村
きたわだむら

[現在地名]山南町北和田

南は牧山まきやま川を隔てて前川まえかわ村、東は佐治さじ(加古川)を限る。村の南東端で合流する牧山川と佐治川は大雨のたびに増水を繰返し、両河川に挟まれた当村の耕地は、しばしば冠水の被害に見舞われた(山南町誌)正保郷帳に村名がみえ田高七二石余・畠高三七石余、芝山あり、日損・水損少しあり。慶安三年(一六五〇)までの領主変遷南嶋みなみじま村に同じ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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